ママは50代、BGMは80年代 古き良き昭和感漂うスナック
スナックあるあるのひとつとして、カウンター席が人気の店とボックス席が人気の店がある。前者は主に一人で来店する客が多く、ママやスタッフとの会話を目的とする。対して後者は気の合う仲間や団体で訪れ、空間や時間の大切な要素として、スタッフとの会話を楽しむ。そして、こちらの「羽音」は間違いなく前者の店であり、カウンター席が埋まると、いくらボックスに空席があっても帰ってしまう客がいるほどだ。そんなみんなの人気者であるまゆみママの特技は料理で、毎日心のこもったお通しが振舞われる。ママの客に対する細やかな心遣いは、高校卒業後に飛び込んだ世界で培われたのかもしれない。というのも、ママの最初の職業は温泉の仲居さん。「川湯温泉街にはまだ30軒くらいの旅館があったんだけど、10代の仲居は私ひとり。先輩たちには色んなことを教わったわ。おかげで、お忍びで来られる二人客は一目で分かるようになったの。」そんなまゆみママのストレス解消はお菓子づくりで、いまは苺大福づくりにはまっているらしい。お店でも振舞われる自慢の苺大福は「年配のお客様が多いので、餡は少なめ、甘さ控えめ」な優しい味だ。そしてもうひとつのストレス解消策は、カラオケ。店内に流れるBGM同様、ママの十八番も昭和歌謡曲全般なのだが、浜言葉交じりのママのキャラクターといい塩梅で重なり、ほっこりとした空間をつくりだす。何かと忙しない世の中だからこそ、こんな店でゆっくりと解放感を味わいたいものだ。
【まゆみママからひと言】
アルコール消毒、アクリル板、第三者認証等コロナ対策も万全です。小さいお店ならではのアットホームな空気が漂うお店です。